外国人留学生採用の成功事例と成功の為におさえるポイント

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JETROの公開している動画【今、考える外国人留学生の採用について】では、外国人留学生採用の成功事例を知ることができます。

グローバル化や組織力強化のため、大企業のみならず中小企業にも外国人材が求められているなか、ニーズが高まっているのが日本の学校で学んでいる外国人留学生の獲得。

しかし、実際に採用するにあたって彼らにどのようにアプローチし、どのような社内体制を整えるべきかなど課題も多く、一方の留学生側にも採用情報へのアクセスが難しいとの悩みがある。

そんな中でも、企業と留学生双方の求めるものがうまくマッチし、採用を成功させているケースが取材されています。

外国人材の採用を成功させる上で見落としがちな事

外国人留学生に対し就職活動のノウハウを、日本企業に対し留学生採用の情報提供などを行なっている一般社団法人「留学生支援ネットワーク」事務局長の話。

企業が外国人を採用する際に、重要かつ見落としがちな点があります。
どういう目的で採用し、どういう役割を与えるのかをしっかり決め、それを社内で共有するべきです。
そうしないと外国人材は何の為に採用されたのか分からなくなってしまいます。
また、外国人材が定着する為には、企業の受け入れ態勢の整備、長期的な人間関係の構築が大切です。

大事なのは、仮に5年や10年働いた後、彼らが他のに行った時もまだ関係を続けられるかどうか。
それができれば、双方にとってもプラスになるはずです。

留学生採用の成功例

宗教や異文化に配慮し採用を成功

50カ国以上に輸出を行い、病院のインフラなどを手掛ける企業の成功例。

「お祈り部屋」を設けるなど、宗教や異文化に配慮した職場環境を整えています。

社長は「外国人材は自分の国に対して何らかの貢献をしたいという思いがある。そういったことに関われるようなビジネスを作ってあげたい。」と話します。

毎年、外国人スタッフを採用しているようです。

この企業にとって最初の外国人材であるマレーシア出身の女性モハマドさんは「会社の方針と自分のやりたい事がマッチしている」と話します。

専門学校や日本語学校にも優秀な外国人材が

日本での就職を希望する留学生は、大学だけではなく、専門学校や日本語学校にもいます。

そんな留学生には「企業の求人情報にアクセスできない」という悩みがあります。

専門学校や日本語学校も採用の働きかけを行っていて、企業の求人情報を収集したりしたり、直接企業に声をかけ、面接会などの開催もしています。

日本の大学を経由しなくても優秀な人材がいることを知っておくと良いでしょう。

日本語学校から採用した成功例

アジアやヨーロッパの国との取引が多い婦人服生産の企業で働くベトナム出身の女性は「日本語学校では、日本語だけじゃなく、日本の生活や考え方も教わった。それが活かせている。」と話します。

この会社の社長も、

最初は苦労したが「日本はこうだから」という説明をきちんとしている。
外国人材は日本で頑張ろうと思っているので、受け入れようという気持ちは強い。
会社としても、現地の商習慣の理解、生の情報を手に入れやすく助かっている。

と話します。

中堅以上の成功例

JETROの公開している他の動画【外国人材をグローバル展開の力に】では、日本企業で働く外国人材の中堅以上の社員の成功例も見ることができます。

造船会社勤務の中国人男性

この企業の自社工場が中国にあり、船体に使われる資材の現地での調達を担当しています。

船の建造コストの7割が資材費であり、その増減が経営に直結するので、とても重要な業務です。

この業務に欠かせないのが企業との交渉力です。

新たな取引先の評価なども担当しています。

日本で働く外国人材だからこそ、現地でのコミュニケーション、現地に赴任している日本人スタッフとのコミュニケーションも円滑に行うことができます。

精密機器製造会社勤務のベトナム人女性

入社後4年間は日本の工場で勤務、その後はベトナムの工場に異動、機械製造部門のベトナム人トップを務めています。

日本で得た技能をベトナム人の部下に伝えるという点において大きな働きをしています。

日本人からベトナム人ではなく、ベトナム人同士だからこそ、教育やアドバイスがスムーズです。

精密機器製造会社勤務のベトナム人女性

上の成功例と同じ企業の資材調達部門(購買部)で活躍するベトナム人女性。

やはり、入社後は日本で勤務し、その後はベトナムに異動しています。

「短い納期」「高い品質」「安い価格」という目標に徹底し、その手腕を発揮しています。

製造産業において世界トップレベルの日本の技能を知っているからこそ、取引先の製造レベルの向上にも貢献しています。

まとめ 外国人留学生採用の成功させる為に

  • 外国人材をどういう目的で採用し、どういう役割を与えるのかをしっかり決め、それを社内で共有する。
  • 定着の為、長期的な双方の利益の為、企業の受け入れ態勢の整備、長期的な人間関係の構築が大切。
  • 外国人材は自国に貢献をしたいという思いがあり、それを実現できるビジネスを提供する。
  • 会社の方針と外国人材がやりたい事のマッチを目指す。
  • 優秀な留学生は、大学だけではなく専門学校や日本語学校にいることを知る。
  • 求人情報のアクセシビリティを向上させる。
  • 「日本の様々なこと」は、きちん説明すれば受け入れてくれる。



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